グラナダさんぽ

世界遺産 アルハンブラ宮殿の街

12月3日国際障害者デー

はじめまして!「ぐらぽん」です。

スペインのアンダルシア地方にあるグラナダという街で細々と生きています。

 

サッカーワールドカップ2022 日本がスペインに初勝利した金曜の朝、中心街を歩いていると『DONNDOKO』太鼓の音が聴こえてきたので、何かなと思ってのぞきにいってみたら『国際障害者デー』のデモ行進に出会いました。

 

 


若い時は、いろんなデモ行進をみても何気な~く見てるだけだったんですけど、歳をとったからでしょうか?人が世界を良くするために行動している姿を見ると感動…さらに音楽なんて奏でられると涙腺が緩みます。(キン肉マン世代)

 



恥ずかしながら『国際障害者デー』たる記念日があることを知らなかったので、家に帰ってからGoogle先生に訊いてみることに。

 

毎年12月3日は『障害者問題への理解促進を目的とした国際的な記念日』ということで、健常者と障害者の壁をなくして、お互い理解しあって共に住みやすい世界にしていこうという国連の活動だということが分かりました。国連自体の賛否はさておき、こういったバリアフリーの活動に感心。

 

人権や自由を守る『障害者権利条約』というものがあって、今年初めて日本の対面審査が行われて、他の国より評価された点もありますが、90項目以上改善勧告を委員会から受けたそうです。

 

私は、日本は昔に比べてバリアフリーに力を入れたり、改善しているのかなって勝手に思っていたので、まだまだ理解が足りないのだなーと… す、すみません。

 

ちなみに、グラナダの交通機関のバリアはどうだろうと思って調べてみると、都市バスでは車いす利用の方が乗車できるように設置された自動スロープがよく機能しないことがあるという問題があって、対応策として、タクシー組合と合意し2013年以降スロープが利用できないときは、ドライバーが連絡して代替交通手段としてタクシーを提供することが義務付けられているそうです。スロープ故障によるタクシー利用が年間1000台以上にも及んでいたこともあり、今では故障時に備えて、自動スロープだけでなく手動スロープも設備されたバスに改良されたりしているようです。

 

普段は自分の身の回りのことにばっかり気をとられているので、こうやって、知らなかった社会の問題に気づかされたり、いろんな思いをして生きてる人がいるんだなって。

 

社会のバリアって物理的なことや心の面だけでなく、まだまだ情報システムだったり、障害者だからといって制限されてしまう制度の改善など、問題は山積みのようです。

 

だから、こういった記念日を作ることで、問題を再確認したり、私のように知らなかった人に呼び掛けるって大切なことですね。

 

そういえば、雨が降ると、時々考えてたんです。車いすの方は大変だな~レインコートみたいな雨除けできるものはあるんだろうか。

(Google先生に訊いてみたら、ありました。)

 

あと、何度か手話を習ってみたいな~って思ったりしたときがあって、情報収集していたときに知ったんですけど、手話って世界共通じゃないんですよね。当時は勝手に世界共通だと思っていたので、国や地域によって違うと知ったときはちょっと衝撃でした。手話も文化から作られた普通の言語なんだな~っと。

 

結局手話教室には行かずじまいでしたが、Youtubeで挨拶程度の手話を教えてもらって、たまーに遭遇する近所の方と挨拶だけできるようになりました。無料でなんでも教えてくれるYoutuber様様です。

 

それに手話が分からなくても、手話が世界共通じゃなくても、笑いは世界共通ですもんね。字幕もつけてくれるYoutuberは、神です。

 

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ちなみに、私は寝たきり芸人アソドックさんのシュールなコントが好きで、楽しませてもらってます。

 

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手話でM1がみられる世の中になるといいですね。キングオブコントに、アソドックさんが登場してきたら、めっちゃ嬉しいな!

 

最後まで、お付き合いありがとうございましたー。